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学習コラム

<医学部を目指す>ということ

カテゴリ:志望校対策
チェック重要
医学部入試はやはり難関
 一橋学院在籍のプロフェッショナルチューターが執筆する学習コラムです。
 
 医師を目指し医学部医学科に進学したいという受験生は多いかと思いますが、医学部入試はやはり難関です。
 何と言っても、学力水準の高さがまず要求されます。医学部入試において一般的なボーダー偏差値の目安は65以上で、単純にいけば、受験生のなかで上位7%ぐらいに位置している必要があります。しかもこの値は下限になりますので、現実にはさらにもう少し学力がほしいところです。
 限られた受験勉強期間のなかでこうしたレベルまで到達していくのは並大抵のことではありません。ここにまで達するだけでも、計算された「適切な受験勉強」を蓄積していく必要があります。
 今日は、医学部受験を目指すにはどういう準備をしていく必要があるのか考えてみたいと思います。
 
目次
■ 医学部入試はやはり難関
■ 学力を高めていく意志
■ 私大入試は「クセ」がある
■ 医学部入試は情報戦
■ 専門サポートが有効
学力を高めていく意志
 上記のようにハイレベルな医学部入試ですが、私立の医学部で比較的入りやすい大学であっても、他学部で言えば「早慶以上の学力」が必要、と一般的によく言われます。
 医学部入試は他学部よりも浪人比率も高く、大学ごとにずいぶん差があるものの、平均すれば3分の2程度が浪人生です。こうした浪人生は医学部受験において「情報」も多く有しているうえ、学力水準的にも──「苦手」や「弱点」が潜んでいることはありますが──それだけ基盤がしっかりしている傾向があります。しかも、一浪だけでなく、多浪生も医学部を目指して学習を続けます。
 医学部医学科がある私立大が31校なのにたいし、国公立大は50校(他に防衛医科大学校がある)ありますので、可能であればまず国公立大を目指す受験生が多いと思いますが、国公立大には何といっても「科目の負担」があります。
 共通テストは「フル科目型」になり、しかも「取りこぼし」が許されないレベルで高得点が要求されます。多科目にわたって「穴」のないように学習するのはもちろん、高水準で仕上げることが必要です。まして、近年の共通テストは、以前のセンター試験よりも、「学力の積み上げ」だけでは通用せず、特殊・固有の対策を講じなければならなくなってきています。「一発勝負」の試験で高得点を確保するには、当日の「パフォーマンス」も重要になりますので、「何を、どのように練習しておくか」といった、「仕上げ方」も大事になっていきます。
 国公立大学の2次試験は、基本的にオール記述・論述試験になりますので、内容を十全に理解したうえで、答案として適切に表現することが求められます。共通テストでは差がつかないようなレベルの受験生が集いますので、一問でも多く解ききったうえ、減点も防ぎながら高得点を確保することが求められます。医科大学など、入試問題が他学部と共通にならないようなところではクセのある問題も出題されやすく、わずかな学力差が得点差につながりやすくなっています。
 こうした入試を突破するには、「妥協なく」学力を高める強い意志が何よりも大切になります。そのうえで、それを維持するためにも、効果を実感できるようなカリキュラムと環境のもとで学習を続けるよう、工夫していくことが必要になります。
私大入試は「クセ」がある
医学部入試では浪人生含め最低でもボーダー偏差値65以上の学力が必要。情報戦の突破も合格の鍵【一橋学院│東京・新宿区高田馬場の大学受験塾】
私大医学部入試は特殊性が強い
 私大入試は、原則として「他の学部とは異なる問題」を解きますので(国公立大では、共通テストはもちろん、2次試験でも問題自体は他学部と共有されることがあります)、医学部受験に特化した「クセ」のある出題がなされます。
 特に注意しなければならないポイントは下記のとおりです。
  (A)問題量、計算量が多く、時間制限が厳しい
  (B)マーク併用もあり、解法のバリエーションが多く、習熟が必要になる
  (C)細かい知識や他学部では問われない知識までカバーする必要がある
 浪人比率も高い傾向があり、学習量が多い受験生も多いため、規律をもって学習を進めておかないと通用しません。
 内容的には、きちんと反復して学習を進めることと、「意識的な修正」がいっそう大事になります。網羅的に学習することは当然として、その知識を活用するための「訓練」にしっかりと時間を割く必要があります。「自力で解ける」ようにトレーニングし、解ける出題パターンを一つでも増やし、「どのように出題されても解ける」ように実力を高めていく、そのような不断の努力が望まれます。
 そのうえで、特に終盤においては、各大学の出題傾向に合わせた実戦演習のあり方が重要になります。受験勉強全体をつうじて、ステージに合わせた的確な指導を受けながら学習できると効果的です。
医学部入試は情報戦
 医学部の入試は、「情報戦」です。
 もちろんどの大学・どの学部も、大学受験は情報戦ではあるのですが、それでも他学部は、大学受験に詳しければ共通して考えられるような要素も多く存在します。それにたいし、医学部受験は、「学力の高め方」も特殊ですし、なにより出願関係の特殊なノウハウが多く、特に情報戦としての色彩が強くなります。
 求められるラインの高さからして、志望校を見据えてどのように学力を高め、合格を確かなものにしていくか、日々の学習において緻密な計算と軌道修正が必要になってくるでしょう。さらに、「苦手科目をどのように克服し合格ラインを突破するのか」「どのような準備をしたら試験で実力を発揮できるのか」等々、他にも必要なことはさまざまに生じてきます。
 最終的に私大は受験日が連続日程になりますので、試験内容、地域枠の活用など、内実や受験日の接続を踏まえた「有利な併願」の組み方、個々の1次試験対策、面接などのその後の2次試験対応など、やることが山積みになります。そもそも、2次試験で課される面接や小論文もみすえて出願書類も周到に準備しなければいけません。これを受験生が、「綿密な受験勉強」を遂行しながら行っていくことは至難の業です。
専門サポートが有効
多浪生もいる医学部受験では専門的なノウハウが不可欠。「全員合格」実績のある医学部専門予備校メディカルコネクトで対策するのが最適解【一橋学院│東京・新宿区高田馬場の大学受験塾】
一橋学院は医学部専門予備校「メディカルコネクト」を併設している
 医学受験対策には、塾・予備校のサポートが必須でしょうか。こうしたサポートなしで合格する受験生もたしかに存在するかもしれませんが、サポートなしでは不合格の確率も高まるが現実であり、実際多くの受験生が多かれ少なかれこうしたサポートを享受しながら受験勉強を進めていると考えられます。
 学力構築的な面でも、出願戦略的な面でも、そしてたゆまなく努力を続けられる環境的な面でも、塾・予備校のサポート比重が大きくなるのが医学部入試の特色です。
 一橋学院では、医学部受験を専門的に取り扱う「メディカルコネクト」を併設しています。特に特殊な対策が必要となる私大入試の専願者はもちろん、国公立大との併願者も「メディカルコネクト」で指導しています。
 医学部受験では、何らかの受験サポートを受けるのは、正直言って当然の状況です。問題は、その「質的な差」です。医学部受験を考えるなら、2022年度入試で医学部医学科受験者「全員合格」を果たした「メディカルコネクト」に、ぜひ一度ご相談をなさってください。
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