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学習コラム

オープンキャンパスのススメ

カテゴリ:受験生活
チェック高1・高2生
後悔のない志望校選びのために
 一橋学院在籍のプロフェッショナルチューターが執筆する学習コラムです。

 大学はそれぞれ独自の校風とカリキュラムで受験生を迎えいれています。「どの大学が自分に合うのか」という問題は受験生にとって重要な関心事です。「大学と受験生とのマッチング」が大切になっているなかで、それを確かめる最良の機会がオープンキャンパスです。今日はどういう点を重視してオープンキャンパスに参加したらいいかを考えたいと思います。

目次
■ 後悔のない志望校選びのために
■ 大学での「学問」に触れてモチベーションアップ
■ 質問・相談をする貴重な機会
■ キャンパスライフを「具体的」にイメージ
■ 「通うこと」をリアルに考えて
■ 足を運べる大学数には限りがある
大学での「学問」に触れてモチベーションアップ
 受験生が大学選びで苦労する点の一つが、学部選択です。「まだ学んでいない」状態で、小・中・高と接してきた教科・科目とは大きく異なる学問カテゴリーから選択しなければならないので、「自分の興味・関心」や「将来の職業上の希望」とうまくかみ合わないケースがあります。
 オープンキャンパスでは、大学紹介とともに、学部の説明がありますので、「大学での学び」について大学の先生の説明をしっかりと聞き、その魅力を確かめてみましょう。複数の大学で、複数の学部の説明を聞くと、自分の抱いていたイメージとのギャップが徐々に埋まっていくことでしょう。
 特に積極的に参加したいのが「模擬授業」です。その学問に初めて触れる受験生・高校生を念頭に、専門家である大学教員が練りに練った内容でその学問の導入をしてくれることが多いので、書籍等では得られにくい「生き生きとした」ガイダンスとしておおいに参考になることでしょう。
 この学問を学びたい、と思うようになると受験勉強にも身が入ります。モチベーションアップの意味でもオープンキャンパスを最大限活用しましょう。
質問・相談をする貴重な機会
 学部についての説明会の他にも、オープンキャンパスは各種説明会などが行われる場でもあります。話を聞いてみたい説明会が複数になるかもしれませんが、タイムスケジュールを見ながらうまく時間を調整して、必要な説明会には極力漏れのないように出席しましょう。
 状況によっては個別相談ができるときもあります。大学の教員や職員から直接話を聞くことができる貴重な機会ですので、積極的に参加するといいでしょう。
 特に、学校推薦型選抜や総合型選抜を考えている人は、オープンキャンパスへの参加が必須になっていることもありますし、そうでないにしても、入試当日の面接でオープンキャンパスの感想を聞かれることがあります。推薦入試系の出願を考えている場合は、必ず個別相談ブースに立ち寄り、エントリーや質疑応答など、「必要なこと」「のちのち要求されること」を済ませるようにしましょう。
 実のある質問・相談をするにあたっては、事前準備が大切になります。ホームページや大学案内などで、建学の精神や教育理念、カリキュラム、卒業後の進路など、あらかじめ触れることのできる情報には目を通しておくようにしましょう。(かりに個別相談の機会がなくても、「予習」をしておくと説明会での話も聞きやすくなります)
 学食体験やサークル体験なども含めて、プログラムによっては予約制になっているものもよくありますので、その意味でも事前にホームページなどはよくチェックしておくといいでしょう。
キャンパスライフを「具体的」にイメージ
 オープンキャンパスは「実際に大学に足を運ぶ」機会ですので、「雰囲気」をしっかり見学してくることが大切です。校風や、そこに通う学生の様子など、大学案内(パンフレット)などではつかみきれない「生の情報」を確かめましょう。
 キャンパスツアーなど、学生が主導するプログラムが用意されていることもありますので、大学生からも直接なんらかの話が聞けるとベターです。ただ、特に大学は多様な人が集う場ですので、「たまたま話した1人」の印象に良くも悪くも引きずられすぎないことも大切です。
 大学生活ではゼミ、あるいはサークルや部活も見逃せない要素です。どこに所属するかまではもちろんオープンキャンパス時には決めきれるものではありませんが、高校時点までと違ってどういう生活ぶりになるか、これも「雰囲気」を知っておくと、志望校確定段階でのちのち役に立つことでしょう。受験学年の場合には、「楽しい大学生活」に触れることで、「先の楽しみ」が増え、受験勉強の励みの一つになるかもしれません。
 キャンパスライフをさまざまな角度から「具体的」に知ることができるのはオープンキャンパスならではのメリットです。
「通うこと」をリアルに考えて
 せっかく大学に実際に行くわけなので、交通経路なども確かめましょう。電車の接続のあり方、スクールバスの運行状況など、大学生になっても無理なく通いきれるか確かめながら大学に向かってみましょう(大学は高校よりも遠方になることは珍しくなく、「いつもより遠い」ぐらいなら問題ないケースが多いのですが、それでも通学に無理がないかは確認しておくといいでしょう)。交通経路の確認は受験時の下見としても有効です。
 時間に余力があれば、キャンパス周辺の「街の雰囲気」も見ておけるといいでしょう。大学生は、高校生のときまでより、学校の周囲で過ごす時間もそれなりに増えます。周辺情報は、その大学を「受けない」理由にはなりにくいのですが、素敵だなと思える街なら、(さすがに入学の決め手にまではならなくても)その大学を目指す価値が一つ増えることになります。
 特に、自宅からの通学でなく、一人暮らしが想定される場合は、周辺情報は大事になります。必ずしも大学のすぐ近くに住むとはかぎりませんが、4年間を過ごす可能性がある場所として、キャンパス周辺の様子もきちんと確かめておきましょう。
足を運べる大学数には限りがある
一橋学院ではチューターが志望校選定をサポート(オープンキャンパス参加の感想も参考に)【一橋学院│東京・新宿区高田馬場の大学受験塾】
一橋学院ではチューターが志望校選定をサポート
 推薦系の入試を考えている場合は、上述のようにオープンキャンパスへの参加が必須になる場合もありますが、日程などの重複もあり、足を運ぶことのできる大学数には限界があります。
 推薦を考えていなくても、「ここぞ」というところには行っておきたいところですが、半日から1日を使うことになるので、特に受験学年になると現実的にあまりたくさんの大学に行くことはできないでしょう。
 オープンキャンパスは、志望校が決まってから行くより、決めるために行くという側面もありますので、低学年のうちから計画的に参加することがお勧めです。それでも部活の練習・試合などで毎回行けるわけでもないかもしれませんので、参加できる場面があれば貴重な機会として最大限活用したいところです。
 推薦を考えている場合は少々特殊にはなりますが、推薦は必ずしも考えていないということであれば、結果的に志望校でなくなるところに行ったとしても、「大学」という場に接するいい機会になったと捉えるといいでしょう。
 オープンキャンパスに参加したところから志望校を選ぶことができればもちろん素晴らしいことですが、特に一般選抜の志望者の場合、現実には難しい面がありますので(むしろ、オープンキャンパスに行ったところ「だけ」から無理に志望校を選びきる必要はありません)、「特定の」大学のオープンキャンパスに行くにしても、その大学のことだけを見に行くのではなく、大学での学び全般に触れる日なのだ、と考えるようにすると、いっそう多くのものを吸収できるようになるはずです。
 一橋学院では、低学年でもあっても受験学年であっても、チューターが一人ひとりの、そのときそのときの状況に応じて、志望校選定のアドバイスを行っています。オープンキャンパスで得られた情報も判断材料にしながら、最適な志望校選びができるようサポートしています。
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