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学習コラム

効率重視を一刀両断!<誰もが気になる暗記と効率のおはなし>

カテゴリ:学習法全般
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受験における「暗記」
 一橋学院在籍のプロフェッショナルチューターが執筆する学習コラムです。

 受験において欠かせない要素である「暗記」
 文理選択や学年を問わず誰しもが取り組むべき暗記というジャンルは、誰に教わるでもない完全な自学自習です。そんな修行のごとき暗記をしながら、みなさんはどれくらいやるのか、どのやり方がいいのか、そもそもやるべきなのか自問自答してきたと思います。今回はそんな「暗記」について、お話していきます。
 

目次
■ 「暗記」の重要性
■ 「効率いい」が実は効率悪い?
■ おすすめ暗記方法
■ まとめ
「暗記」の重要性
 語学において一定量の語彙が重要であることは言わずもがなですが、果たして単語や熟語などの「暗記」の重要性を理解している方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
 私の経験上、単語や熟語等の暗記を疎かにしてしまう方は毎年一定の人数いらっしゃって、必ず「高2の時に覚えておけば…」「3月からしっかりやっておけば…」と言います。なぜそういうかと言えば、単語や熟語の知識がないために英語や古文・漢文の読解はもちろん、英語の文整序問題や空所補充問題、文法の四択問題までも解けない場合があるからです。
 たくさん問題集を解いて授業もしっかり聞いているのにこれらの問題ができなくて、焦ったことでしょう。原因が単語や熟語などの暗記であると気づいたのは、まさにその時で「あの時こうしていれば…」と思ったのですね。
 逆に早い段階から暗記を完成させていた方は、英語を体系的に学ぶことができ、順調に成績を伸ばしているため暗記が重要であったという実感は薄いようです。
 このように、単語や熟語といった暗記は積み重ねが必要でありながら、その意義を実感することは少ないものです。早い時期からその重要性を理解し、意識的に取り組んでいくことが大切です。
「効率いい」が実は効率悪い?
 単語や熟語といった暗記学習はとても単調で先の長い作業ですよね。すると多くの方は「効率よく暗記する方法」は何かと考え、行くあてのない旅に出てしまう方が続出します。その果てには、効率の良い方法を求めるあまり、それに時間を費やして全く暗記ができていないという「方法難民」状態が待っています。ご経験はありませんか?
 方法難民にならない、または方法難民から脱却するためには、「目的」にフォーカスするとよいでしょう。単語や暗記の「目的」つまりゴールをどこに置くべきか、それは「覚える」ことです。当たり前に聞こえますね(笑)しかしこの「覚える」という当たり前の目的が失われた結果が方法難民なのです。したがってこう考えてみましょう。
 
「覚える」ために手段は選ばない。
 
なんだか過激な気もしますが、これが恐らく暗記に適した思考です。「覚える」目的達成のためなら、方法は何でもよいということです。いくら時間がかかっても、周りから効率が悪いと言われても、覚えちゃえば勝ちです。周りの雑音は気にせず、自分が覚えやすい方法で単語や熟語を覚えていきましょう。
おすすめ暗記方法
 とはいえ、自分が覚えやすい方法を結局探さなきゃ…となりますよね。そんなあなたに暗記方法をいくつか紹介します。「効率のいい暗記方法」はあてのない旅ですが、「自分が覚えやすい方法」くらいなら、この中から探してみてください。
 
アクティブラーニング
単語を暗記する際には、単語の意味や使い方を覚えるだけでなく、アクティブに使うことが大切です。例えば、単語帳を使って暗記する場合には、一度暗記した単語を実際に使って自分で例文を作って使ってみると良いでしょう。
 
グループ化
単語をグループ化して暗記することで、効率的に記憶することができます。例えば、同じ意味の単語や、同じ前置詞を伴う熟語など、同じカテゴリーにグループ化して暗記すると良いでしょう。
 
イメージング
単語の意味を覚える際には、単語に関連するイメージを作ることが有効です。例えば、「apple(リンゴ)」を覚える場合には、リンゴのイメージを思い浮かべたり、リンゴを食べるイメージをしたりして覚えると良いでしょう。
 
リピーティング
単語を繰り返し暗記することで、記憶に定着させることができます。例えば、暗記した単語を何度も繰り返し言ってみたり、単語帳を何度も繰り返し見てみたりすると良いでしょう。
 
コンテキスト(前後の文脈)を理解する
単語や熟語を覚える際には、その語彙が使用されるコンテキストを理解することが大切です。例えば、単語帳に書かれた例文を読んで単語を理解し、その単語がどのような状況で使われるかを理解すると良いでしょう。
 
ライティング
暗記は「暗闇の中でも記せる」と書きます。やっぱりひたすら書くべし。アルファベットの並びから独自の読み方を見出したり、手を動かすアクションを起こしたりすることによって、意味と単語は紐づきます。同じ単語や熟語を英語→日本語→英語→日本語…のように交互に繰り返すと覚えやすいです。
 
以上の方法を組み合わせて、効果的に英単語を暗記することができます。
まとめ
効率のいい暗記方法にこだわるあまり、目的を見失わないことが大切。本当に効率よい暗記方法とは時間がかかっても覚えられる方法である。【一橋学院│東京・新宿区高田馬場の大学受験塾】
 暗記の重要性については、実際の受験生の声をお伝えしたので十分に分かっていただけたと思います。いざ取り組み始めると単語や熟語の暗記は単調な作業になりがちです。
 「覚える」という目的を忘れず、周りに流されずに自分が最も覚えられる方法で、坦々と続けましょう。地道な努力が大きな結果の決め手となります。
 一橋学院ではオリジナルの英単語帳・熟語帳を配布し、10分間の毎朝テストで確認するカリキュラムになっています。このように覚えたものはテストし、成果として認識しながら進めていくことをおすすめします。
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