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学習コラム

悩める大学受験生必見!スランプ克服法・決定版

カテゴリ:学習法全般
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ある日突然「スランプ」に──そんなとき、どうする?
「問題が解けない」など難関大を目指す受験生ほど陥りやすい「スランプ」から効果的に脱出するための学習法を紹介【一橋学院│東京・新宿区高田馬場の大学受験塾】
難関大を目指す受験生ほど「スランプ」に陥りやすい
 一橋学院在籍のプロフェッショナルチューターが執筆する学習コラムです。

 解けていたはずの問題なのになぜか「解けない」、あるいは順調に伸びていた点数が頭打ちになり「点数が下がる」。学習を進めていくと、多かれ少なかれ避けて通れないのが、そうした「スランプ」という状況です。もしそういう事態に見舞われたらどうするか。今日はそんなときのための代表的な対処法を挙げていきます。

目次
■ まずは生活リズムの確認!
■ 学習の「質」と「量」を確認する
■ スランプでなく「学習ステージの変化」なのかも
■ どうしてもダメなら、「離れてみる」のも手
■ スランプは<成長の証>
■ 一橋学院は一人ひとりの悩みに向き合います


まずは生活リズムの確認!
 学習上のスランプが生じた場合、学習状況を確認するのは当然なのですが、それよりも先に、まずは生活リズム・生活スタイルの見直しを行うことをお勧めします。「入試問題を解く」というシチュエーションでは、身体的コンディションはかなり重要な要素になります。
 たとえば睡眠はどうでしょうか。一定時間、しかも毎日同じような時間帯でしっかりと取れているでしょうか。特に起床時間の乱れは生じていないでしょうか。
規則正しくバランスのとれた食生活は維持されているでしょうか。単に「食べています」で済まさず、飲み物を含めて刺激物を取り過ぎていないか、菓子などの間食をとりすぎていないか、勉強に気を取られて流し込むような食べ方をしていないか、などもしっかり確認してみましょう。
 余暇はどのように過ごしているでしょうか。気分転換という口実で、ついついゲームやSNSなどに時間を取られていないでしょうか。時間の長さだけでなく、そうした方面に気を取られすぎているようなこともないか、振り返ってみましょう。逆に、リラックスする機会を適切にもてず、学習時間についついボーっとしてしまう、といったこともないでしょうか。適度な範囲で、人と会話することもメンタル面を整える上で大事なことです。
 このように、生活の一つひとつを振り返り、試験に向けて改善すべき部分があれば早めに整えましょう。集中力もパフォーマンスを左右しますが、適切な目標設定をすることはそれを高めるためにも有効です。このような精神的なコンディションにも合わせて気を配りましょう。
学習の「質」と「量」を確認する
 次に、「学習量」を見直すことをしてみましょう。
 厳しいようですが、スランプ以前に、まだそもそも一定の習熟水準に達していない、ということもしばしばあります。まずは「できるようになるまで」練習量を落とさず取り組むことが必要です。
 上記の生活リズムとの連動も確認しましょう。夜型になって昼間の集中力がきれやすくなり、机には向かっているものの「量」をかせげていない、といったこともありますし、「時間の使い方」を含めた「リズムの乱れ」から、学習の総量が減ってしまっている、などというようなことが起きているかもしれません。
 学習量的には一定水準までいっているのに調子が悪い、という場合には、他科目との兼ね合いで何かの学習量が減っている、などということはないでしょうか。練習量が落ちればスピードや「解き勘」は鈍ってしまいます。時期により、「追い込み」などが有効な科目もたしかにありえますが、そうだとしても、それまでよく学習していた科目に触れなくなる、という事態は避けましょう。現実問題としてメリハリは必要かもしれませんが、受験勉強においては、どの科目も基本的に毎日とにかく触れていくことが大切です。
 同時に考えておかねばいけないのは、学習の「質」の面です。試験には「解答時間」がありますので、その制約に追われながらなんとか解答しようとするあまり、読み方・解き方・考え方が「雑」になっていることはないでしょうか。スランプはある程度学習が進んだ時に生じるものですので、「慣れた」と思って「雑」になっている、ということもあるかもしれません。
 生活リズムに大きな問題がなく、学習量もキープされているという場合、それでもスランプになるとすると、このケースが多いようです。上記の「量」は自分の状況を冷静に分析すればわかりやすいのですが、「質」も大切な要素です。「量」の確認に比べると自分ではちょっと分かりにくいので、答え合わせをするときに解説をよく読み、自分の手順を丁寧に見直すといった取り組みが大切です。学習が進んでくると「時間内に解く練習」は優先順位の上位にきますが、速さばかりにとらわれず、「手順を踏んでも速くできる」ことを目指す必要があります。「きちんと納得しながら先に進む練習」を復活させると、スランプから脱出しやすくなるはずです。



スランプでなく「学習ステージの変化」なのかも
 いろいろ見直しを行っても点数の落ちこみが見られる場合、解いている問題のレベルが変わっている可能性が高いです。例えば、「汎用性のある良問を使った問題集を中心とした学習から、難問・奇問・悪問も含まれる過去問中心の学習に切り替えたとき」や、「過去問演習で、大学の『レベル』(出題されている設問の難易度のレベルを含めて)を上げたとき」などは、それまでより正答率は下がります。そのときの「点数」をもって「スランプ」と判断しがちですが、それはむしろ成長の裏返しなのだと言えます。そこで粘り強く学習し、その「新しいステージレベル」で、まずは「習熟」を目指すことが大切です。
 他方で、そのステージの「前の部分」をしっかり固めるのも時に有効です。例えば「基本問題」だけを繰り返し、気持ちよく解ける感覚を取り戻すというのは、「やる気」の面からも役立つ方法です。基礎が固まることで、単元や難易度の面で「次のステージ」の問題にも取り組みやすくなります。
 問題レベルの変化という点で特に注意しなければいけないのは、共通テストの直後のタイミングです。そこから私大や国公立2次試験の対策に切り替えたとき、「共通テスト仕様」の「読み勘」「解き勘」から、いかにスムーズかつ短期間に、「難問仕様」の状態にスイッチできるかが最終合格にむけてのカギになります。共通テストを受ける場合は、なるべく12月までに「切り替え先」の水準に習熟しておき、あとは共通テスト直後に、「昨年末に到達していた水準」に集中的にコンディションを戻すよう努めましょう。そのタイミングでは、「一時的なスランプ」は覚悟しておき、辛抱して踏ん張ることが大切です。
どうしてもダメなら、「離れてみる」のも手
 これまで述べてきたように、とにかく学習を継続していくことで道が開けてくることが多いのですが、気持ちの面も含めて、どうしてもうまくいかないときもあるかもしれません。本当に「どうしても」というときには、1日でも2日でも、学習から離れてみるという手もあります。
 そこまで学習に打ち込んだ人ならば「勉強しない」ということがストレスになることもあるかもしれませんので、あまり長くなりすぎない期間がいいかもしれませんが、リフレッシュの機会を半ば強制的につくってみる、というイメージです。
 そうした人は、一定時間すると、不思議と何か勉強しようと思えてきます。そのとき自然と手が伸びるものが、「そのとき必要とする学習」だと考えて、それに取り組んでみましょう。それがスランプ克服の突破口となり、学習全体の進展にもつながる切り口になっていきます。
スランプは<成長の証>
 特に「入試期」にさしかかるタイミングでスランプが生じると焦るものです。そもそもスランプというのは「学習をしている」からこそ生じる事態なので(学習をまったくしていない人にはスランプはそもそもありません)、学習量の蓄積が最も豊富になる「入試が近づいているあたり」で発生しやすくなります。
 しかしそれは、「学習の証」であり、しかも「その時期でもまだ伸びる」ということの裏返しでもあるのです。後ろ向きに捉えすぎず、体調に気をつけながら、最後の最後まで精一杯自らを向上させるように心がけましょう。そうしてスランプを乗り越えた先に、「合格」の2文字が待っています。
一橋学院は一人ひとりの悩みに向き合います
 「スランプ」と言っても、実際には一人ひとり置かれている状況は異なります。どこを目指し、どんな授業を受けていて、どのような問題集を解いているか。何を目的にしてどういう課題に取り組んでいるか。具体的な「最適解」はそれぞれ異なります。
 少人数主義の一橋学院では、プロチューターが生徒一人ひとりと丁寧に向き合う中で、各自の状況を踏まえたアドバイスを行っています。日々生徒からの相談を受けるなかで、学習上の悩みを個々に解消できるよう、「親身のサポート」に努めています。
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